シンプルなスタイルにはほんの少しだけストリートの要素をプラスして

今年の夏も、白Tの人気は継続中。ひと口に白Tといっても、形や大きさの種類はたくさん。今夏の外出は、細部にこだわり自分に似合う白Tを探しに行きましょう。今季トレンドのボーイフレンドTシャツは、クルーネックがおすすめ。リブが細めのタイプであれば、カジュアル過ぎないすっきりとした印象に仕上がります。デニムで合わせたいのは、トレンドの幅広ストレートラインのもの。アクセントには、ネックレスやピアスに色味や柄をON。こうすることでトータルバランスが良くなることも。

参考にしたいのは、パリの休日を過ごすヴィクトリア・ベッカム。自身のブランドである「ヴィクトリア・ベッカム」のボーイフレンドTシャツをデニムにインして、シンプルなコーディネートをさらりと上品に着こなしています。目元にはサングラス、首元にはシルバーのチェーンネックレスを身に着けることで、スパイスをプラスするのがヴィクトリア流。エマ・ロバーツも「ヴィクトリア・ベッカム」の白Tをデニムにインして、アクセントに南京錠付きのチェーンネックレスをプラスしています。大人シンプルなスタイルで外出する日は、「カルティエ」が4月にお披露目した「クラッシュ ドゥ カルティエ」コレクションを添えてみて。同コレクションは「2つの顔を持つジュエリー」として、誰もが心の内に抱える2面性や相反するものが融合することの象徴として誕生しました。カルティエの伝統的なモチーフであるスタッズやビーズ、クルカレなどのデザインを受け継ぎつつ、現代的なフォルムが魅力的。同コレクションのお披露目を祝福しパリで行われたイベントでは、トラディショナルとテクノロジー、クラシックとアヴァンギャルドという2面性をテーマにした数々の仕掛けも。今回のコレクションのメインキャストであるカヤ・スコデラリオやジェイク・ジレンホール、ソフィアコッポラ、ラミマレクなどがイベントを楽しむ様子も見られました。

定番コーデには、カラーストーンで遊び心を

白Tに合わせて履くなら、ハイウエストのパンツやスカートがぴったり。ハイウエストは脚を長くすっきり見せてくれるので、スマートな印象に仕上がります。今年は定番のモノトーンに加えて、オレンジやブラウン系の色味がおしゃれ気分。ヴィクトリアズシークレットモデルのエルザ・ホスクは、白T×ハイウエストにキャスケット帽のコーデでお出かけしています。またハイウエストのコーディネートに爽やかに映えるのは、グリーン系の石。クレオパトラも愛したといわれるエメラルドや、ポジティブさを与えてくれるペリドット、心に安らぎをもたらすプラジオライトなどは、人気のあるグリーンを添えれば一気に夏気分を盛り上げます。イタリア・ミラノのブランド「ポメラート」の「ヌード・プチ」コレクションからは、プラジオライトのジュエリーがラインナップ。ギリシャ語で鮮やかな・明るいグリーンを意味するプラジオライトは、透き通るように美しく人々の心を引きつける複雑な色味をしています。

2トーンコーディネートで周囲の視線を集めてみて

2019年は単色コーデがトレンド。白×白のセットアップやオールインワンのワンピは、こなれ感のある大人女性に仕上げてくれます。オリビア・パレルモは、オールホワイトのコーディネートにレッドのネイルとバッグを差し色にしてドレスアップ。シンプルな2トーンのコーディネートは、元気で芯のあるしなやかな女性を演出します。レッドの色味を加えるときには、カラーストーンをさりげなく添えてみて。中でもカーネリアンは、パワーを与えて成功を引き寄せる力があるといわれています。ナポレオンがお守りとして持ち歩いていた印章に使われていたとされるカーネリアンは、ニュアンスレッドの色味が印象的。お守りジュエリーとして身に着けるなら、「ブルガリ」の「ブルガリ・ブルガリ」コレクション。カーネリアンとマザー・オブ・パールのダブルフェイスのネックレスは、強くて優しい女性らしさを引き出してくれます。

夏の日差しが漂い始めた今、シンプルな白Tにカラーストーンをプラスして、ヘルシーな大人コーデを満喫してはいかがでしょうか。