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Journalジャーナル

ルビーと兄弟!?サファイアとルビーの関係性とは?

Issue | 2019.07.25

ダイヤモンド、エメラルド、ルビーに続いて世界4大宝石の1つとして知られているサファイアですが、その魅力は美しさだけには留まりません。意外な魅力の一つとして知られているのは、サファイアがルビーと同じ「コランダム」という鉱物から出来ているということ。一体それはどういうことか、ルビーとサファイアの魅惑の関係性に迫ります。Photo: Ikuo Kubota (OWL) / Text: Tomoko Katoh

ルビーもサファイアも「コランダム」という鉱物から出来ている

7月の誕生石として知られ深い赤色が印象的なルビーと、9月の誕生石として知られ美しい青色のサファイア。対照的なカラーとそれぞれが放つ美しさから、全く別物の宝石に見えますが、実はこの2つの石は「コランダム」という同じ鉱物から出来ています。コランダムは酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物で、日本名では「鋼玉」と呼ばれています。結晶自体は無色透明で宝石用途として用いられることはほとんどありません。現在では人工的に作ることも可能なコランダムですが、私たちの身近なところでは単結晶として固体レーザーや精密器械の軸受に使われたり、多結晶の塊は研磨剤や耐火物原料にも使用されています。

宝石として使用するのは、天然に産出される中でも最も美しいもの。元々無色透明なこの鉱物のカラーの決め手となるのが、含まれる不純物の割合です。それでは、その境界線は一体どこにあるのでしょうか。一般的にサファイアは青色のイメージがありますが、実はピンクから青色までバリエーション豊富でさまざまな色を楽しめるのも隠れた魅力。現在はコランダムの中でも赤色のものを「ルビー」とし、その他カラーを「サファイア」と定めています。「ルビー」の語源はラテン語で「赤」を意味する「ルベウス」に由来し、「サファイア」の語源は同じくラテン語で「青」を意味する「サフィルス」という言葉に由来します。

このカラーを左右する不純物は「酸化物クロム」の含有量の違い。この量が1%前後だとルビーの赤色を創り出し、0.1%程度となると赤の色が薄くなりピンク色に近くなります。ピンク色の宝石はサファイアに分類され「ピンクサファイア」や「ファンシーカラーサファイア」などと呼ばれます。しかし、この微妙な色の違いはピンクサファイアなのか、色の薄いルビーなのかの判断が難しく、はっきりとした境界線を引くのは困難だとされています。

コランダムのもう一つの特徴として知られるのがその硬度の高さ。最も硬度の高い宝石として知られるダイヤモンドの硬度は10ですが、それに次いでコランダムの硬度は9と非常に硬く丈夫な宝石です。もちろん、コランダムから出来ているサファイアの硬度も9であり、非常に丈夫な石として知られています。

さまざまなカラーを魅せるサファイアの中で最も稀少価値が高いのは?

日本名で蒼玉や青玉と呼ばれるほど「青」のイメージが強いサファイアですが、カラーバリエーションは黄色や茶色・ピンク・オレンジなど実にさまざま。一般的なサファイアは濃紺、青紫色などの青系統でブルーサファイアと呼ばれます。珍しいところでは、ダイヤモンドに近い無色透明のサファイアや、光の反射によって魅せる色が変化するものも。

このブルーを創り出すのはコランダムの中に含まれる不純物であるチタンと鉄。アルミニウムの代わりに微量成分として0.5~1%程度の鉄イオンとチタンイオンが入ることで青色以外の光が吸収され、あの目を見張るようなブルーカラーを発するようになるのです。そんなカラーバリエーションが多いサファイアですが、中でも最高級とされるのは「コクーンフラワーブルー」。幻の青とも呼ばれ、密度が濃く発色する鮮烈なブルーカラーは、一度見ると忘れることが出来ないほど印象的。美しい煌めきを放ち、最も稀少性が高い宝石として知られています。

そんな魅力たっぷりのサファイアの主な原産国はミャンマー、インド、スリランカ、オーストラリアなどの国々。サファイアの歴史は古く、英国王チャールズ2世の時代よりイギリス王家で代々継承されていることから、世界中で長く重宝されてきた宝石と言っても過言ではありません。イギリス王室とサファイアの関係はとても深く、ウィリアム王子がキャサリン妃に贈ったサファイアのエンゲージリングは、もともとは故ダイアナ妃のもの。2010年、ウィリアム王子がケニアの山小屋でサファイアの12カラットリングを取り出し、ケイト・ミドルトンにプロポーズしたというニュースが流れたときは、世界中でサファイア旋風が巻き起こりました。

海外でも人気のサファイアですが、日本人の白い肌を引き立てるアイテムとしても注目されています。ジュエリーとしても欠かせないファッションアイテムの一つとして、この夏、あなたにピッタリのカラーサファイアを見つけてみてはいかがでしょうか。

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