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「A」 = Aquamarine

清涼感のある青が印象的な「アクアマリン」の魅力を紐解きます

2018年12月21日

アクアマリン

昔から「所有者には幸福な結婚が約束される」という言い伝えがあり、古代ローマでは「恋人を取り戻す石」として信じられていたアクアマリン。清楚で涼しげなイメージを演出してくれる石としても有名ですが、夜になるとキラキラと輝きを放ちます。昼と夜で異なる一面を魅せるアクアマリンの名前の由来、評価基準、産地などをご紹介します。

アクアマリンの名前の由来

アクアマリンという名称は、約2000年前にヨーロッパを制覇し、時代を謳歌していたローマの人々によって命名されたもの。ラテン語でアクアは「水」、マリンは「海」を意味しています。透き通るような海を連想させるイメージは、命名された当時から変わることなく、ローマ帝国時代以降も受け継がれています。

その魅力は、フランス王妃マリーアントワネットがダイヤとともに愛してやまなかったと伝えられているほど。ロウソクなどの夜の照明でとりわけ美しく輝くことから、中世ヨーロッパでは夜会用の宝石「夜の女王」としても好まれていました。また、月の光を受けて輝く幻想的な特性を持つので、別名「人魚石」と呼ばれることもあります。

マリー・アントワネット

古くから石としての信仰も厚く、中世ヨーロッパの船乗りたちは、どんな荒くれ男でも航海に出る時には必ずアクアマリンを身につけました。海を静め、安全な航海へと導いてくれる守り神として、水難、海難よけの護符(アミュレット)として石を大切にしていたのです。また、中世ではアクアマリンをつけた水が眼病、息切れ、しゃっくり、肝臓病、あごやのどの病気に効くとも信じられていました。

アクアマリンとエメラルドは同じ鉱物からできている

アクアマリン鉱物

アクアマリンの硬度は7.5~8。鉱物学的には、エメラルドと同じ鉱物である「ベリル(緑柱石)」に属しています。では、なぜ同じ鉱物の色石にも関わらず、エメラルドグリーンとは異なるアクアマリンのブルーが誕生したのでしょうか。その差は、わずか0.5~2%という微量の鉄分がアクアマリンに内包されたため。このわずかな鉄分が、清涼感のある「青」を生み出しているのです。
べリルの仲間で、青色はアクアマリン、緑色はエメラルド、黄色・緑黄色はへリオドール、無色はゴッシェナイト、ピンクはモルガナイトと呼ばれています。

アクアマリンはエメラルドと比較すると、同じ硬度にも関わらず耐久性に優れているうえ、割れにくく傷がつきにくいのが特徴です。

色の濃度と透明感が、石の評価を左右する

色は、重要な評価要素のひとつ。同じアクアマリンの中にも、淡いものから濃いものまで幅広く存在しますが、濃度が濃くなるほど石としての評価は高まります。色の系統として、青系・水色系・緑系・灰色系があり、青系に近いほど価値が上がるのが特徴です。

また、ただ濃いだけでなくアクアマリンには透明度も必要です。同じベリルに属するエメラルドに比べ、内包物が少ないものが多く見られます。内包物が少なければ、自然と透明度が高くなるので、評価アップに。海のような透明感と濃い青色を兼ね備えたものが、総合的に高評価を得ています。

アクアマリンの産地とは

産出地別で見てみると、ブラジル産のものが有名かつ高評価を得ています。理由は、大粒のアクアマリンが採掘されることが多く、傷の少ない石が多いため。中でも、深みがあり濃い色の「サンタマリア」と呼ばれる石は、最高品質と位置づけられています。
ただし全体として、淡い色ものや、グリーンが強く色が薄いものが多いので、補正するために熱処理によるエンハンスメントが行なわれています。アクアマリンのエンハンスメントは、石そのものの価値を落とすものではないので天然の石と同一視して構わないとされています。

ブラジルでは1910年、110kgものアクアマリンの結晶が産出されたことで世界的に有名になりました。またカットされたアクアマリンで「ドム・ペドロ」と呼ばれる26kgの巨大な結晶も存在します。
他にも濃度が濃く品質が良いとされているのは、1991年に産出がスタートしたアフリカ・モザンビーク産のもの。ブラジルのサンタマリアに劣ることのない、色の濃いアクアマリンが出ることがあります。最も品質の良いものは、あまりの美しさから「サンタマリア・アフリカーナ」という別名がつき賞賛されています。
モザンビーク産のアクアマリンは、色が濃すぎると灰色系の色になってしまい価値が下がってしまうのですが、「サンタマリア・アフリカーナ」は透き通った青が美しく、高額で取引されています。
また、ナイジェリア産も濃度が濃く、良質なものが多く産出されています。ただし、傷が目立つものも多いので注意しましょう。加熱処理をしようとすると、傷を原因としたヒビ割れを起こしやすい天然石が多いのも特徴です。

アクアマリンのお手入れ方法

アクアマリンは傷に強く割れにくいのが特徴ですが、汗や皮脂が表面に付くと曇りの原因となります。そのため、使用後は柔らかい布で優しく汚れを拭き取りましょう。汚れが目立つ場合は洗面器にぬるめのお湯を入れ、中性洗剤を数滴混ぜたあと、柔らかな筆で優しくなでると汚れが落ちやすくなります。

パワーストーンとしてのヒーリング効果

アクアマリンは清らかな癒しの石。精神を静め、穏やかで平和な気持ちに導くとされ、決断力や集中力を高め、心の輝きを取り戻すことでコミュニケーション能力がアップするとも言われています。

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