ジュエリーが第三の資産と呼ばれる理由を紐解きます

2018年12月27日

海外でジュエリーは現金、不動産に継ぐ「第三の資産」と言われています。しかし日本では「資産」という認識があまり浸透していないのが現実。ではなぜジュエリーが「第三の資産」と呼ばれるのでしょうか。「第三の資産」と呼ばれる理由や、海外のジュエリー事情を紐解きます。

ジュエリーの持つ、普遍的な素材価値

ジュエリーは洋服やファッション小物、車などデザイン性が重視されるアイテムとは異なり、金やプラチナ、宝石などは「素材」そのものが普遍的な価値を持っています。そのためジュエリーは手にした瞬間から現在、そして未来へ向けて素材価値そのものがゼロになることはありません。このようなことからジュエリーは現金、不動産に次ぐ「第三の資産」と呼ばれています。

他のアイテムとの決定的な違いは、デザインの古くなったものには「リフォーム」、壊れたものには「リペア」を行なうことで存在価値を飛躍的に上げることができる点です。またリフォーム・リペア以外でも「売却」をすることで金銭に換えることができるという可能性を秘めています。

婚約指輪にみる海外におけるジュエリー事情

婚約指輪に焦点を当てると、日本では給料の何倍もの新品を購入するケースが多く見られます。一方、ヨーロッパでは家族で代々ジュエリーを受け継ぐのが一般的です。ジュエリーは「素材価値」や「デザイン価値」など複数の価値があり、総合的価値が高いのが特徴です。ヨーロッパでは二次市場が盛んで、様々な形でジュエリーをリサイクル・リユースすることもあります。デザインが古くなってしまったものは、リフォームをして大切に受け継がれています。またイギリスのロイヤルファミリーが身につけているジュエリーの多くはリフォームジュエリーとも言われています。

ウィリアム王子の婚約指輪ストーリー

2011年にロンドンで執り行われたイギリスのウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングは、世界中の人々を魅了しました。2人は、2010年ケニヤで休暇中に婚約。この時ウィリアム王子が贈った婚約指輪は、王子の母である故・ダイアナ妃の形見でした。12ctのサファイアの周りを14個のダイヤモンドで縁取ったデザイン。これは元々、チャールズ皇太子がダイアナ妃に贈った婚約指輪だったそうです。

ダイアナ妃はこの指輪を離婚後もずっと愛用していました。ダイアナ妃が他界した後は、次男のヘンリー王子が形見として大切に所有。そしてダイアナ妃の息子である、ウィリアム王子とヘンリー王子は「先に結婚するほうが、この指輪を婚約指輪に使おう」と約束を交わします。時は流れ、兄・ウィリアム王子がプロポーズをすると知ったヘンリー王子。祝福の意を込め、ダイアナ妃の形見である指輪をウィリアム王子に進呈したと言われています。

このようにヨーロッパではジュエリーを愛する者へと受け継ぐ文化が根付いています。「受け継ぐ」ことで、ジュエリーの価値は永遠のものに。同時にジュエリーは永久にゴミにならない地球に優しいアイテムとしての地位を築いています。日本でも今後、少しずつジュエリーのリサイクル・リユースの文化が定着し、「資産」としての価値が上がっていくかも知れません。

中国では色石のジュエリーが人気

近年中国で日本のアパレル各社が苦戦する中、ジュエリーブランドの好調さが目を引きます。売れ筋は色石のネックレスやリング。ダイヤモンドのわかりやすいジュエリーではなく、色石の構成比が上がってきています。顧客は外資系企業勤務の会社員や経営者などで、客単価は3,000人民元(4万8,000円)超えと高く、ファッションやヘアスタイルに合わせてジュエリーで自身の世界観を表現しています。

愛を込めたファーストジュエリーを贈る「Sweet sixteen」

アメリカでは伝統的に16歳を大人の仲間入りをする節目の年齢として考えられてきました。昔は女性の平均結婚年齢が18歳前後だったため、結婚を意識し始めて成人になる特別な年齢として捉えたそうです。またアメリカでは16歳から車の免許を習得できることもあり、今も子どもと大人の境目されています。

そして16歳という特別な年齢を迎える女性の誕生日を「Sweet sixteen」と呼び盛大にお祝いします。「Sweet sixteen」は、「大人としての自立心を持ってもらうキッカケ」として定着し続けている文化なのです。

大人への一歩を踏み出す特別な年齢になった娘に、母親から愛を込めてファーストジュエリーを贈ります。ファーストジュエリーは、ダイヤモンドが一般的です。あしらわれる宝石は大人として相応しい上質なものが選ばれます。素材は丈夫で変色・変質しづらいプラチナが選ばれることもあります。この時、愛する娘へ自身の大切にしているジュエリーを受け継ぐことも少なくありません。母の特別な想いが込められたジュエリーは、女性にとって一生の宝物になるでしょう。

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