働く女性を応援するジュエリーを届けたい

DATE : 2019.3.20
TEXT : Tomoko Kato

セレクトショップ「Schatz」バイヤーの今井さんに、ジュエリーを選ぶときのポイントや信念について伺いました。自身が「働く女性」という立場だからこそ見えてくる、今井さんのこだわりを紐解きます。

さりげなさよりも、誰かの目に留まるジュエリーを

ジュエリーバイヤーの今井さんは、バイイングをする際、何をポイントにしているのでしょうか。「日本人の好む『さりげなさ』よりも『誰かの目に留まる』ジュエリーをセレクトするように心がけています。誰かに見られる・褒められるようなジュエリーは、その人自身を輝かせると信じています」とコメント。キーワードは、エレガントに主張するジュエリーだそう。しかし、ただ派手ならいいというものではありません。「職場で付けても、きちんとエレガントに見えることを重要視しています」と、こだわりを教えてくれました。今井さん自身、働く女性としてジュエリーを楽しんでいた経験から「主張はあるけれど、仕事でも付けれるもの」という視点がポイントになっているそうです。強すぎす、かつお洒落感のあるもの。ジュエリーは大振りになるほどゴツくなってしまいがちですが、「ジュエリーを付けることで元気が出るような、遊び心のあるものをセレクトしています」と笑顔で話してくれました。

特に気に入っているのはイスラエルの「Reut Seagel」というブランドのフープピアス。マットなゴールドと、曲線が印象的なアイテムです。それぞれに深いストーリーがあるジュエリー。そんなストーリーを聞きつつ、買うだけでなく会話をも楽しめるのが販売会の醍醐味です。このフープピアスは、販売会でも人気があり、すぐに完売してしまうそう。今井さんご自身も長年愛用しています。「Reut Seagel」代表のLiatさんは非常に素敵な女性だそうで、一度、日本のカスタマー向けにメッセージをもらったことがありました。そこには「どうか、こうなりたいと思う自分を自由に描き、それに正直になる勇気を持ってください」と書かれていました。「このメッセージをいただいたとき、『これこそまさに、私がインポートジュエリーを通じて、日本人女性にインポートしたいマインドだ』と感じました」と振り返ります。「Reut Seagel」は、体の一部のような美しい曲線が魅力。大振りであるものの、軽くてつけ心地が良いので、毎回販売会でご紹介しているそうです。販売会当日も、オープン間際から「Reut Seagel」を手にとるお客さまが多く、とても印象的でした。

日本人が身に付けやすいようにと考えながらアレンジします

バイヤーとして、たくさんの国を訪れている今井さん。各地で素敵なジュエリーに出会いますが、日本人の主流サイズに合わないものも多いそう。そんな時は「日本人に合うように、サイズを作り変えています」とこっそり教えてくれました。買い付けた状態だと大きすぎる場合が多いので、サイズを詰めることもしばしば。お届けするお客さまのことを考えながらセレクトする今井さんらしい気配りが、温かな販売会を作り上げているのかもしれません。また元々はセットのピアス・イヤリングを、片耳だけにして他のアイテムと組み合わせることも。「両耳につけると主張が強すぎてしまうものは、組み合わせをアレンジすることで日本人でも付けやすくなるように工夫しています」とコメント。ひとつひとつのジュエリーに、今井さんの優しさが溢れています。

この仕事を始めて7年目。「自身もお客さまも年齢を重ね、好みも変化しています。今後も基本的なコンセプトは変わりませんが、以前は似合わなかったものが『この年齢になって素敵に付けこなせる』というジュエリーをセレクトしていきたいです。ダイヤモンドや輝石のアイテムも扱っていきたいですね」と目を輝かせました。

たくさんの表情を見せるファインジュエリー

販売会当日、今井さんの手元にはイタリア・フィレンツェのファインジュエリー「Alessandro Barellini」のMAGIAが輝いていました。組み合わせ次第で、さまざまな表情を見せるアイテム。ひとつ持っているとそれだけでコーディネイトの幅が広がります。「このブランドは一昨年出会い、昨年日本でイベントを開催しました。年齢に応じて似合うものも変わってくるので、これからはファインジュエリーもご紹介していきたいです」とコメント。今井さんが付けていたリングは3つの部分に分かれています。ミドルを取り外して2つだけでも複数のアレンジ方法が。ミドルに使用するカラーや石も好きなものを選べるので、まさに自分らしく手元を演出することが可能です。会場スタッフの手元にも、別の「Alessandro Barellini」が。スタッフが重ねづけしていたのはFORMAというシリーズ。「好きな石を選べるので、子どもの誕生石を付けるのもいいですね。お守りのように、いつも身に付けていると安心感があります」という声を聞くことができました。

自身も「働く女性」という立場だからこそ見えてくる今井さんのこだわり。これからも「働く女性を応援する」を軸に、遊び心のあるジュエリーをセレクトし続ける今井さんの未来想像図は広がります。

オランダを拠点にヨーロッパでのライフスタイルを発信する今井さんのインスタグラムはこちら