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2024.04.21 Issue People

宝石の王様「ダイヤモンド」が人々に愛される人気の理由

ダイヤモンドは時を経ても色褪せない輝きを持ち、ジュエリーとして高い人気を誇っています。マリー・アントワネットやマリリン・モンローが愛した宝石としても有名ですが、今でも多くの著名人から愛され続けています。

ダイヤモンドを購入する際、必ずと言っていいほど耳にする「4C」。これはGIA(米国宝石学会)が考案したもの。国際的に採用されている判断基準となっており、日本でもダイヤモンドを鑑定する際、必要不可欠な存在となっています。具体的には①カラット(Carat):重量、②カラー(Color):色、③クラリティ(Clarity):透明度・透澄度、④カット(Cut):研磨の4つの要素を指していて、これらが石としての評価を左右します。それぞれ①カラットは(ct)と表記され、1カラット=0.2gを意味しています。②カラーは、無色のものをDとし、黄色味のあるZまでの23段階で表現します。③透明度は、表面や内部の状態を確認し、11段階で評価します。④カットは「プロポーション(比率)」「ポリッシュ(研磨状態)」「シンメトリー(対称性)」の3つの要素で、総合的に5段階で評価するのが特徴です。

世界には大小さまざまなダイヤモンドが存在しますが近年、英国のダイヤモンドジュエラー「グラフ(GRAFF)」がテニスボール大の世界最大の原石を入手したとしてニュースに。ボツワナのカロウェ鉱山で採掘され、「ザ・レセディ・ラ・ロナ」と名付けられた同原石は1,109カラットもの大きさがありました。その落札価格は59億円とも言われています。

ダイヤモンドの輝きの秘密

美しい輝きを放つダイヤモンド。その輝きは、「ブリリアンス(光輝)」「ディスパージョンまたはファイア(光の分散)」「スパークルまたはシンチレーション(閃光)」という3つの相乗効果によって生まれます。「ブリリアンス」は、ダイヤモンド独自の強く白い輝きのこと。「ディスパージョンまたはファイア」は虹色に輝く色彩豊かな光、「スパークルまたはシンチレーション」は見る者の眼の動きによってキラキラと感じる光のことを指しています。

ダイヤモンドは、どの時代も人々の心を魅了します。デザインにもトレンドがありますが、ファッションとして楽しみながら”石”としての価値が高い一品を選べるよう、ダイヤモンドを愛してやまない著名人をお手本にするのもいいかもしれません。