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祖母や母から古いジュエリーを譲り受けたものの、しまい込んだままになっていませんか。
それは実にもったいないことです。
「ヴィンテージジュエリー」には、一点ものとしての希少性や時代を映すデザイン、職人技の美しさなど、現代の量産品にはない独特の魅力があります。
本記事では、ヴィンテージジュエリーの定義や年代別の特徴、選び方を解説するとともに、譲り受けたジュエリーに新しい魅力を吹き込む「リフォーム」の選択肢についてもご紹介します。
ヴィンテージジュエリーとは、製造から20~100年ほど経過したジュエリーを指します。ここでは、アンティークジュエリーとの違いや、年代別で見るデザインの特徴をご紹介します。
アンティークジュエリーは100年以上前に製造されたもので、19世紀以前の作品が中心です。歴史的資料や芸術品としての評価も高く、コレクターズアイテムとして人気を集めています。
一方、ヴィンテージジュエリーは、製造から20~100年ほどが経過したもの。アンティークほど古くはないものの、現代のジュエリーにはない独特の魅力を持ち、比較的手に取りやすい価格帯で楽しめるのが特徴です。
なお、ジュエリーには素材によって「ファインジュエリー」と「コスチュームジュエリー」の区別があり、ファインジュエリーは金やプラチナなどの貴金属と天然石を使用した資産価値のあるジュエリーで、継承やリフォームにも適しています。それに対して、コスチュームジュエリーは真鍮やガラスなどを素材とした装飾用のジュエリーで、ファッション性は高いものの、素材としての資産価値は限定的です。
第一次世界大戦後の開放的な空気の中で誕生したアール・デコは、直線的・幾何学的なモチーフが特徴です。この時代はプラチナが素材として主流となり、ダイヤモンドと色石(オニキスやエメラルドなど)を組み合わせたコントラストの効いたデザインが人気を博しました。
第二次世界大戦後、戦時中の質素なスタイルへの反動として、華やかなジュエリーデザインが主流になりました。花やリボン、蝶といった自然のモチーフや、石を贅沢にあしらったボリューム感のあるデザインが流行したほか、素材としては合成石やプラスチックのものも多く出回りました。
古き良きヴィンテージジュエリーは、時を経たからこそ深く味わえるもの。ここでは、その魅力と選ぶ際のポイントを解説します。
ヴィンテージジュエリーの最大の魅力は、現代にはない独創的なデザインと「一点もの」の希少性です。当時の職人が一つひとつ丁寧に手作業で仕上げたジュエリーには、ミル打ちや彫金によって丁寧に施された装飾にも繊細さと温もりがあふれています。
また、誰かが愛用していた記憶や時代背景も価値の一つであるほか、近年では大切なものを受け継ぐという「サステナブルな価値観」にも注目が集まっています。
ヴィンテージジュエリーを選ぶ際、まず確認したいのが素材です。留め具部分に、K18(18金)やPt900(プラチナ900)といった刻印があるかどうかをチェックしましょう。ただし、古いジュエリーには刻印が入っていないものもあるため、信頼できる専門店で選ぶことが大切です。
宝石を留める「爪」がすり減っていたり、留めが甘くなっていたりすると宝石が脱落するリスクがあるため、購入前には石留めの状態を確認しましょう。
ヴィンテージジュエリーは “物語ある宝石”として、世代を超えて輝き続ける存在です。
祖母や母から譲り受けたジュエリーは、あなたにとっての“唯一無二のヴィンテージ”です。家族の記憶や想いが宿っており、単なる装飾品以上の価値があります。
とはいえ、デザインが現代の服装やライフスタイルに合わず、しまい込んだままになっていることも多いでしょう。そのような時は「リフォーム」によって今の自分に似合う形へと仕立て直すことで、日常の中で自然に身につけられる一品へと生まれ変わらせることができます。
Aidectでは、譲り受けたジュエリーの価値を丁寧に見極め、あなたの想いやライフスタイルに寄り添ったリフォームをご提案しています。
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