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Journalジャーナル

鋭い煌きのブラックダイヤモンド

Issue | 2019.11.05

「B」= Black Diamond

ブラックダイヤモンドの天然石は、産出量がとても少ない希少性の高いカラーダイヤモンドとして有名。無色透明のダイヤモンドと異なり、表面反射が鋭い煌きを持っています。ユニセックスからの人気が年々増しているブラックダイヤモンドが愛される理由を紐解きます。Photo: Ikuo Kubota (OWL) / Text: Tomoko Katoh

黒い輝きを放つダイヤモンドができるまで

ダイヤモンドといえば、無色透明の透き通った輝きを想像される方も多いのではないでしょうか。中央アフリカ共和国やブラジルを主な産出国とするブラックダイヤモンドは、思わず見とれてしまうほどの黒い輝きを放つ美しい宝石。このブラックは、原石の中に鉄鉱石やグラファイトなどがインクルージョンされることで発色した天然の色合いなのです。すべての宝石が同じ色をしているというわけではなく、それぞれの結晶ごとに漆黒やブラックグレー、ブラックブラウンなど天然色のバリエーションがあります。

ブラックダイヤモンドに魅せられ数奇な運命を辿った人々

ブラックダイヤモンドには、「オルロフ」と呼ばれる有名な宝石の逸話があります。
この宝石の物語の始まりはインド、ムガール帝国。17世紀中頃にヒンドゥー教の寺院に祀られていた神像の目にはめ込まれていた宝石で、「この神の石に手をかける者は神の怒りに触れるだろう」と言い伝え崇められていた宝石でした。

その片方の目がフランスの脱走兵により盗まれ、イギリス人船長の手に。その直後にフランスの脱走兵は事故に遭い亡くなってしまい、不自然な死は神の怒りを想起させました。宝石のパワーに恐れを抱いたイギリス人船長はすぐに宝石商に「オルロフ」を売り渡しましたが、やがて気が触れてしまったのだとか。そのあと何人もの手を経て、アムステルダムのバザールでオークションに出されていた宝石を競り落としたのがロシアのオルロフ伯爵でした。当時のちいさな国を買収できるほどの高額で売買されオルロフ伯爵もとへ渡った宝石は、ロシアの女帝エカテリーナに贈られます。エカテリーナは贈り物を大変喜び愛用していましたが、次第に宝石の魅力に憑りつかれるようになりオルロフ伯爵を捨ててしまいます。オルロフ伯爵はエカテリーナに見放されたショックから破産し、立ち直ることなく亡くなってしまいます。そしてエカテリーナも何者かによって暗殺され、神の怒りをもたらすと恐れられた「オルロフ」は、現在クレムリン宮殿に納められているのだそうです。

この物語は、今でもジュエラーたちの間で語り継がれる不思議な魅力のあるお話。でも曰く付きの宝石と呼ばれたブラックダイヤモンドは、当時のジュエリー業界では中々受け入れられません。そんな中でもブラックダイヤモンドの神秘的な輝きに魅了されたドゥグリソゴノの創業者グルオジは、数奇な歴史を持つダイヤモンドを業界に広めようとカッティングの研究をはじめました。グルオジの研究が実を結び、1996年にブラックダイヤモンドのコレクションを発表。魅惑的なモノクロの色彩を映し出して輝くジュエリースタイルが先駆けとなって広まり、ブラックダイヤモンドは世界中の老若男女から愛されるようになったのだといいます。

ブラックダイヤモンドのネックレスとリング

ブラックダイヤモンド×ダイヤモンド

魅惑の宝石が秘めるパワー

ブラックダイヤモンドは、とても強いパワーを持った宝石。鉄鉱石やグラファイトを内に取り入れることで発色するブラックは、全てのエネルギーを内在させながらも完全なるバランスを保つ力強い色だといわれています。ブラックダイヤモンドは完全や自信、光と闇などの意味を持ち、表裏一体であるこの世の全要素を兼ね備える宝石。ブラックダイヤモンドは永遠に誰の味方にも敵にもならない存在ですが、身に着ける人の心持ちの違いによって異なるパワーを引き寄せます。例えば弱い自分に打ち勝ちたい時や人に負けない個性を身に着けたい時に、パワーストーンとして持ち歩けば心強いお守りとして効果を発揮してくれそうな予感。自分の意思を強く持ちたいときには、ブラックダイヤモンドの力を借りてみてください。お手入れには、セージやお香でのスマッジングや月光浴、音叉がおすすめです。

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